家に帰ろう ② 退院前リモートカンファレンス
2021.07.13
コロナ禍で退院前カンファレンスを、リモートカンファレンスで行いました。
退院後の暮らしを実現するために、皆で話し合い、退院後の安心に繋がって
いけるよう会議を2回開催しました(*^_^*)
退院カンファレンス?って、どういう事をするの?疑問に思ってる方もいると
思うので、退院前カンファレンスについて説明させて頂きます。
☆ 利用者:H・Tさん 高校生 脳の病気
《カンファレンスの流れ》
*退院に向けての課題整理と、多職種の役割分担の明確化について、
話し合いました。
1. 病院医師から、病気の経過と治療、お薬について説明
2. 病院看護師から、家族の手技の習得状況(医療ケア)
・緊急時の対応方法について(カニューレの管が抜けた場合の対処方法等)
3. 入退院支援看護師から、行政への手続きの進行状況について
(小慢、身障手帳、重身手帳、特別児童手当、福祉手当、オムツ手当など)
(吸引器・吸入器・外部バッテリーなど)(レスパイト申請など)
4. 訪問診療医師から、病院から在宅へ治療方針のバトンタッチの確認
・カニューレの種類・サイズの確認 ・持ち帰り物品の確認
4. 訪問看護師から、退院に向けての課題(困りごと)を議題に提案する。
多職種(医師・消防・保健師・相談員等)で一緒に考えてもらう。
・自発呼吸が無いため、退院時、2階まで、安全に移動できるか?移動要員は?
・海沿いの自宅で、台風や暴風の時、停電しやすい。停電時の電源確保について
(外部バッテリー、発電機、蓄電器など?)
・台風時の避難方法及び避難場所について
5. 両親の想いや希望について
《話し合いの内容と結果》
≪退院時の移動手段≫
・通院や緊急性のない搬送は救急車を使用できないので、
病院→家までは介護タクシー利用。
家に到着後は、住居が2階で、階段が急であり、専門家(消防)の介入が
妥当と判断し、相談した結果、救急隊員の援助が頂ける事になった。
≪台風などの計画避難や災害時の避難について≫
・緊急時は、救急車利用可能。
・台風時、病院へ計画避難する時、両親にて介護タクシーを依頼。
自宅→介護タクシーまでの移動(急な階段)は、救助警戒出動で
消防が対応可能。
≪電源確保について≫
・医療機器メーカーから、外部バッテリー1台確保
・沖縄県難病患者人工呼吸器外部バッテリー等貸与事業の申請(保健師対応)
≪病院チーム→在宅チームへのバトンタッチ≫
・退院前に脳MRIで病気の進行状態の確認。結果を在宅チーム説明受ける。
・持ち帰り物品と購入する物品の整理。
・退院後は、対症療法で在宅医師にて治療を続行。
・困ったことがあれば、基幹病院へいつでも相談するよう連携をしていく。
(医・医連携)・(看・看連携)
★ 今回、退院前リモートカンファレンスで、予測される身体状態から、
全体を把握して、医療と生活の両方の視点で本人と家族を支援していける
よう、多職種で話し合うことができ良かったです。
何よりも、本人とご家族の想いをきちんと汲みとり、多職種が同じ目的に
向き合い、在宅や地域で臨む生活が出来るように考えてくれた事に感謝です。
これからも日々研鑽していきます。次回は、退院について報告致しますね☺
退院後の暮らしを実現するために、皆で話し合い、退院後の安心に繋がって
いけるよう会議を2回開催しました(*^_^*)
退院カンファレンス?って、どういう事をするの?疑問に思ってる方もいると
思うので、退院前カンファレンスについて説明させて頂きます。
☆ 利用者:H・Tさん 高校生 脳の病気
《カンファレンスの流れ》
*退院に向けての課題整理と、多職種の役割分担の明確化について、
話し合いました。
1. 病院医師から、病気の経過と治療、お薬について説明
2. 病院看護師から、家族の手技の習得状況(医療ケア)
・緊急時の対応方法について(カニューレの管が抜けた場合の対処方法等)
3. 入退院支援看護師から、行政への手続きの進行状況について
(小慢、身障手帳、重身手帳、特別児童手当、福祉手当、オムツ手当など)
(吸引器・吸入器・外部バッテリーなど)(レスパイト申請など)
4. 訪問診療医師から、病院から在宅へ治療方針のバトンタッチの確認
・カニューレの種類・サイズの確認 ・持ち帰り物品の確認
4. 訪問看護師から、退院に向けての課題(困りごと)を議題に提案する。
多職種(医師・消防・保健師・相談員等)で一緒に考えてもらう。
・自発呼吸が無いため、退院時、2階まで、安全に移動できるか?移動要員は?
・海沿いの自宅で、台風や暴風の時、停電しやすい。停電時の電源確保について
(外部バッテリー、発電機、蓄電器など?)
・台風時の避難方法及び避難場所について
5. 両親の想いや希望について
《話し合いの内容と結果》
≪退院時の移動手段≫
・通院や緊急性のない搬送は救急車を使用できないので、
病院→家までは介護タクシー利用。
家に到着後は、住居が2階で、階段が急であり、専門家(消防)の介入が
妥当と判断し、相談した結果、救急隊員の援助が頂ける事になった。
≪台風などの計画避難や災害時の避難について≫
・緊急時は、救急車利用可能。
・台風時、病院へ計画避難する時、両親にて介護タクシーを依頼。
自宅→介護タクシーまでの移動(急な階段)は、救助警戒出動で
消防が対応可能。
≪電源確保について≫
・医療機器メーカーから、外部バッテリー1台確保
・沖縄県難病患者人工呼吸器外部バッテリー等貸与事業の申請(保健師対応)
≪病院チーム→在宅チームへのバトンタッチ≫
・退院前に脳MRIで病気の進行状態の確認。結果を在宅チーム説明受ける。
・持ち帰り物品と購入する物品の整理。
・退院後は、対症療法で在宅医師にて治療を続行。
・困ったことがあれば、基幹病院へいつでも相談するよう連携をしていく。
(医・医連携)・(看・看連携)
★ 今回、退院前リモートカンファレンスで、予測される身体状態から、
全体を把握して、医療と生活の両方の視点で本人と家族を支援していける
よう、多職種で話し合うことができ良かったです。
何よりも、本人とご家族の想いをきちんと汲みとり、多職種が同じ目的に
向き合い、在宅や地域で臨む生活が出来るように考えてくれた事に感謝です。
これからも日々研鑽していきます。次回は、退院について報告致しますね☺